発達障害は年代によって困難さが違います
赤ちゃん期:
出産してから慌ただしく過ごしてきたけど、とにかく大変。どうして?
- 眠らない
- 泣き続ける
- 抱っこを嫌がる
- 全く泣かない
- ミルク・母乳を飲むのを嫌がる
はじめての子育ての人も、経験のある人もグレーゾーン傾向の赤ちゃんには手を焼く
でしょう。
お母さんは睡眠不足にもなりますし、赤ちゃんはずっと泣き続けていることもあります。
とにかくお母さん一人が頑張るには限界があります。
まずは、小児科医の力を借りましょう。
小児科医はこれからずっとお世話になりますので、相性の良い先生を見つけておきましょう。
また、地域の役所には子育て相談課がありますので、苦しいときには
連絡をしてみましょう。
訪問保健師が自宅に来てくれます。
この方たちはプロなので、攻めたり注意したりは決してしません。心配事をすべて
相談してみてください。
落ち込むことがあるかもしれません。
この時も、
どれだけ大変かを相談する機会だと思って説明し、支援につなげましょう。
決して一人で頑張らないように。
先は長いので、早めに手助けしてもらえる場所と繋がりましょう。

助けてと手を伸ばさないと
気づかれません。
自分と子のために声をあげましょう。
幼児期:
少し育ってくると、歩きだして行動範囲が広がってきます。
なんとなく気になる行動もでてきます。
- 癇癪がすごい
- よく泣く
- 言葉の遅れ
- よく動きまわり気が抜けない
- 環境の変化に弱い
- 視線が合わない
- 聞こえが悪い
うちの子ちょっとちがうかも…と思う時期です。
元気すぎたり、逆に無反応だったり心配になります。
お母さんのストレスもイライラも常時MAX。
助けてもらう場所は確保していますか。
地域の役所の子育て支援課、小児科医、そして2歳に近づくと
療育センターに通所出来るかもしれません。
療育センターには小児科医・心理カウンセラー・保育士・言語療法士・
作業療法士が在籍しています。
子供がどのような状態かが分かりますし、お母さんの悩みも
相談にのってくれます。
この先の幼稚園・保育園・小学校の集団生活を目標に
社会のルールを遊びながら学んでいきます。
ですので療育はできるだけ受けることをお薦めします。
【早期療育】なにをするの?早期療育の必要性とはなにか。【経験談】
幼稚園・保育園の時期:
集団生活となります。
新しい環境にパニックになるかもしれませんが、周りの子もそう変わらない
ので少し見守りましょう。
療育を受けているお子さんはそこまで問題行動はないでしょう。
- じっとしていられない
- 友達を無視してしまう
- 叩いてしまう
- きつい言葉を言ってしまう
- 過集中
- パニックになる
- 気持ちの切り替えが難しい
この時期はほかの子供たちも新しい環境に慣れるまで時間がかかり、
そう浮いては見えません。
攻撃的なタイプの子は先に幼稚園・保育園には伝えておきます。
問題なく過ごしているようでも、ストレスを強く受けてしまう子もいます。
身体に痛み等(頭痛・腹痛)が現れたら、その子のペースにあわせゆっくり
登園しましょう。
休んでも構いません。
年長になると成長度合にバラつきが見え始めます。
落ち着きがない、マイペース過ぎて浮いてしまう、絵本が読めないなど
本人が気にしていないのであればいいのですが、
そうでなければ、周りの子から指摘を受け自尊心が低くなる原因となってしまいます。
療育を受けているのであれば、相談しアドバイスを受けましょう。
受けていなくても、保育士と話し合いより良く配慮してもらいます。
小学校を見据えて、親はどうフォローをしていくか考えなければなりません。

ひらがな・漢字は
急かさずともできるようになります。
ゆったり構えましょう。
小学校の低学年期:
小学校に入学しました。
初期は幼稚園児とそう違いがありませんが、徐々に集団のルールが重く感じ
られ、注意を受けやすくなったり、速さについていけなくなったりします。
- じっとしていられない
- 勉強のスピードについていけない
- ざわざわ感が苦手
- 視線がこわい
- 友達関係が上手くいかない
- 腹痛等がでてくる
子供の性格によってストレスの度合いは違いますが、
全く新しい環境で疲れないはずはありません。
よく頑張っているね、と態度で示してあげましょう。
そして学校のことをあまり話さなくなってきたら、大変なこと・困っていることを
それとなく聞き出します。
スクールカウンセラーとも一度顔合わせをしておくのも良いです。
初期に相談することはないかもしれませんが、学校での子供の様子を
教えてもらえるので、安心します。

学校は遊ぶ場所じゃないんだ、と
気づいたときの絶望感…
小学校の中学年期:
小学校中期(3~4年生)です。
まず必ず問題がおきます。クラス全体でも、個人でもざわつく日々が続きます。
グレーゾーンっ子は強いストレス状態にさらされます。
- 攻撃的になりやすい
- 自尊心の低下
- いじめの標的になりがち
- 身体的な痛みがでる
- 人間関係が不安定
- 授業のスピードについていけない
- 不登校
スクールカーストが原因の無視やいじめがある時期です。
発達の凸凹があるグレーゾーンっ子はカーストで下層に位置されやすく
存在を軽く扱われがちです。
または、気持ちがうまく伝えられず友達とのいざこざが増え、
誤って手を出してしまいクラスから無視される等が起こります。
学級崩壊もままあり、子供が不登校になりやすい時期です。
担任の先生・カウンセラーと情報共有をして子供が長期間苦しまないよう
手を尽くします。
子供の困難さが気になるようでしたら小児科、または児童精神科も考えましょう。
子供自身が困ってなければ受診しなくても良いのですが、そうでないのであれば
専門家のアドバイスを聞いてみるのも大切です。
【発達障害】小学校でのフォローはどうすればよいか、親ができること【学習障害(LD)】【経験談】
小学校の高学年期:
3~4年生の落ち着かなかった時期をすぎ、うっすらとスクールカーストは残っていますが、
穏やかな空気になっていきます。
- 自尊心の低下
- 自分が浮いてる自覚
- 不安感
- 身体的な痛み
- 人間関係が上手くいかない
子供が自分とは?と考え出す時期です。なにか不安で生きづらさを感じ、
それがストレスにつながっていきます。
身体的な痛みも(腹痛・頭痛・体の痛み)出やすくなります。
3~4年生でいじめが終結せず持ち越しますと、
6年生まで続きます。
男の子は特に親に黙っていますから、
かなり大きな心の傷となってしまいます。
親御さんはしっかり子供を見ていましょう。
そして学校にもきっちり対応をしてもらいましょう。
この時期にストレスを抱え続けると心が疲弊し、中学校という新しい環境に
対応する余裕が無くなってしまいます。
気をつけましょう。
受験が可能であれば、子供の性質にあった中学校へ進むのもよいです。
家庭教師をきっちり付けると、費用はかなりかかります。
しかし、入学後の困難を考えるのであればフォローがある学校へ進学するのは
好ましいことです。
子供の行動が少し浮いてるかなとお思いの方は、療育も受けられます。
お子さんが望んだら、受けてみることをお薦めします。
中学校の時期:
入学してから小学校とは比べ物にならない速さで、すべてが進みます。
困難さもすぐやってきます。
- 精神状態が不安定
- 無口・無表情
- 攻撃的
- 自尊心の低下
- 身体的な痛み
中学校に上がる前に親は行動します。
グレーゾーンっ子はフォローが必要な箇所が出てくると思います。
子供は精一杯スピードについていこうと頑張りますから、限界を超える前に
ストップをかける選択肢も考えておきましょう。
見守ることも大切ですが、ストレスを強く受けるタイプであれば注意が必要です。
自立をうたう中学校とグレーゾーンっ子は相性が良くありません。
心配しすぎや甘やかしと言われても不登校を防ぐには、親が行動するしか
ありません。
スクールカウンセラー・担任の先生・養護の先生と相談することは必須ですし
LINEでのいじめにも目を光らせましょう。
一学年の3学期には落ち着くので、少しだけ頑張りましょう。
子供が手助けを望まなかったら、カウンセラーとの相談だけで様子を見ましょう。
【発達障害】中学校で必要なフォローは何か、親ができること【学習障害(LD)】【経験談】
高校受験は成績と相談ですね。
通信制高校という選択もよいとおもいます。
【不登校児】通信制高校を選ぶポイントは?注意することはなに?【経験談】
高校の時期:
子供に合った高校へ進むと中学校よりは苦労は減ると思います。
こうすれば普通の枠にはまっていられる、という今までの学びも役に立ってきます。
- 将来への不安感が強い
- 人間関係の苦手さ
- 身体的な痛み
全員と仲良くする必要がないと分かると、
人間関係が楽になります。
学校によりますが、勉強はほどほどに好きなことに力を注げると
グレーゾーンっ子は生き生きしだします。
高校では長所をいかして、いろんなことにチャレンジしていきます。
将来への不安も強いのですが、
選択肢が多すぎることが不安感を助長させることもあるので、ある程度狭めるのも
一つの手段です。
グレーゾーンっ子は社会人になっても、ストレスに振り回されます。
できるなら自分のペースでできる職業も考えなくてはなりません。
親とは少し距離ができますが、年齢的にそうなるのが当たり前なので成長の証でしょう。
遠目から見守っていきます。

グレーゾーンっ子でなかったら
こんなに子供に寄り添わなかったでしょう。
大事なことをたくさん見落としていたと
思います。
まとめ
困り事は人それぞれ、多種多様にわたります。
親も子もめいいっぱい頑張って生きてます。
もっとすごしやすい世界にならないかと、ちょっと愚痴りたくもなります。
もう一度同じ道をたどれと言われたら、若干腰が引けますが
子といっしょに何度だって通るでしょう。
いつか繋いだ手を放せるようになるといいですね✿

